国内で唯一のガンプラ工場

バンダイホビーセンター

静岡県が国内で唯一のガンプラ生産工場がある県だと述べましたが、やはりガンプラを語る上ではこの工場を置いて語るほかはないでしょう。現在でも稼動している国内屈指の玩具メーカとしての地位を築いているバンダイのおもちゃ工場『バンダイホビーセンター』を紹介していきましょう。

さて、前述で静岡にこうしたプラモデル関係の工場が集中しているのかは、この県に職人が住んでいたというのが大きな要因となっています。そうなった発端としては今から江戸時代のことになります。静岡には徳川家由来の静岡浅間神社があり、時の将軍の指示の元で寛永年間と文化年間の二度に渡って大造営が行なわれていました。その工事のために全国にいた多くの職人たちが招集されたが、造営が思った異常に掛かったこともあって、その後も職人達は自分たちが元住んでいた地域に変えることなく、そのまま静岡県に在住することになった、これにより静岡県に在住している人の多くが職人気質になっていると考えられます。そういった経緯も含めて、ここ静岡県にバンダイホビーセンターを始めとした多くの工場が立ち並ぶことになったのです。さて、そんな中でバンダイホビーセンターのことを今回はピックアップしていきましょう。

バンダイホビー事業部も元々いた地域で工場を構えていたわけではありません。最初にいたのは静岡市清水区、何となくあの有名な小学生漫画を連想してしまうところですが、今は関係ないのでおいておきましょう。その清水区で設計から製造まで行なわれていましたが、経営もとの今医科学の経営悪化に伴って1969年に番台に建物設備を買取られ、サンダーバードや昆虫などのプラモデル製造を開始することになりました。その後1980年からガンプラの製造が始まり、これによって現在まで続くバンダイにとって最重要拠点という地位を獲得することになりました。

また、ホビー事業部の責任者がホビーセンター建設構想を社内で取りまとめて、会社に提案する。この提案の目的としては、拠点の集約化を行って生産・改善などのスピードアップを図ると共に、社員のコミュニケーションを深めることにあった。この提案は無事に採用され、翌年には日東紡静岡工場跡地である現在地にその業務内容が全て移転されている。

ガンプラを極める

工場の特徴

現在の生産ラインは日東紡工場静岡工場跡地に集約していますが、工場の特徴としてはやはり世界で唯一の4色多色射出成形機が17台も配備・稼動していることにあるだろう。私は素人のため詳しいことはよく分からないことだが、過ごそうというのは何となく理解出来る。こういうところに社会見学としていってみたかったというのが本音だが、工場が承認するかどうか分からない。ただもし見学できていればその時は大いにはしゃいだかもしれない。子供の時は何でもおもちゃに対しては興味は深かったものだ。もちろん一部の施設は見学できるとのことで、学校の先生達にお願いするのも手かもしれない。

全ての向上機能を集約しているということでこの一箇所で、設計から製造、出荷まで行なわれているのでトラブルなどに見舞われたときはすぐに対応できるというのも利点だろう。

ガンダムの世界を取り込んだ工場設計

さて、ガンプラを生産している工場ということですから、もちろん向上の設計からデザインまでガンダムの世界観を取り入れているというので、ガンダムファンからすれば心踊るような設計になっている。まずはじめに、建物の外壁の高さに関してはファーストガンダムとなる、RX-78ガンダムの設定上の高さと一緒になっています。そして壁面には同作品に関わるエンブレムやイラストなどが掲出されているのも特徴となっている。プラモデルの部品を製造する射出成形機は、あのホワイトベースをモデルにしており、さらに自動搬送機は座区やシャア専用ザクを模した装飾が施されているという、もはや涎が垂れてしまいそうなくらいのものが数多くある。

そんな工場に勤務しているこう乗員達の作業着にもガンダムの世界が取り込まれており、何と全員が地球連邦軍の制服にちなんだ作業着で日々の業務をこなしており、さらには社内の役職に応じて階級章も付けられているのだ。一言言っておくと決してコスプレではないので注意してもらいたい、ただ誰も見ていないの中でのこの制服はマンネリ化してしまいそうな気もするが、きっと勤務している人たちは夢を守っているということを期待しておこう・・・・・・!!

こうしたこだわりから、ガンダムファンにとってこの工場は『ガンプラの聖地』と呼ばれており、一度は行かなければいけないという見方もある。もちろんファン限定なので、普通の興味が薄い人はそこまでしていかなくても、全く日常生活に問題は生じることはないので気にしないでおこう。

世界観だけを重視しているわけではない

もちろん一工場として、ガンダムの世界だけを取り込んだ工場設計をしているわけではない。きちんとした環境対策にもこだわった設計で構造されており、壁面には太陽光オア寝る発電パネルが埋め込まれており、施設の電力の一部を賄っている他、雨水や地下水の再利用システムなども用意されている。更に、ゼロ・エミッションの実践など徹底して環境負荷低減にも取り組んでいる。

ほぼ毎日のようにフル稼働している工場だけに、こうした対策を施しておかなければすぐに環境破壊は進行してしまいますからね。地球連邦軍の制服を着ているこう乗員たちが、積極的に環境破壊をしているなどおぞましいほどに滑稽になってしまいますからね。地球を守る側なのに、地球を積極的に壊しにいってどうするんですか、という風になってしまいますからね。

工場の見学について

少し述べましたが、工場も一部の施設で見学することが可能となっています。具体的に、まず一階エントランスには1979年からホビー事業部で発売したプラモデルが置かれている展示コーナーから始まり、2階に上がると実際の製造ラインが見学できるようになっている。そこから店舗の陳列サンプルが設置されているプロモーションルームや、過去の貴重な資料が展示されているアーカイブコーナー、そして3階に上がると実際に従業員たちが勤務している事務室や試作用の光造型機『エデン』などを見学できる。

見学を希望するには、事前に申し込みが必要となる完全予約制となっていますが、毎回数多くの申し込みが殺到しているため、毎回抽選でどこが見学できるかを決めているという、一体どれくらいの倍率になっているのだろう、というくらいの人気ぶりとなっている。

時にはホビーショーなどで開放されることもあるが、基本的には一般開放されていないのでどうしても見たいと思っている人は根気よく応募を続けなくてはならないだろう。売上自体は減少傾向にあるものの、やはり作品としての人気は既に業界においても不動の地位にあるため、会社としての不祥事などが発生しない限りは今後も世界に発信するガンプラ工場の最先端として稼動し続けることだろう。夢を売るというのも楽じゃないということだ。

プラモが好きすぎて生きるのがツライ